お金の街okane-town
MONEY COLUMN BY KAZUKIBI

「お得なまとめ買い」が、冷蔵庫で眠っている

大きなパックは、1個当たりなら確かに安い。でも、使い切れなければ少し話が変わります。値札の単価と、自分の暮らしに合う量について考えます。

小さな街とノートを描いた、お金のコラムのイラスト

スーパーで、いつもより大きなパックが安くなっている。1個当たりの値段を比べると、確かにお得です。「どうせ食べるものだから」と買って帰ったものの、冷蔵庫の奥には、前に買った分がまだ残っていた。そんなことはありませんか。

まとめ買いは、うまく使えば家計の助けになります。買い物に行く回数を減らせますし、いつも使うものが手元にあると安心です。ただ、毎日同じものを食べたいとは限りません。予定が変わって家で食事をしない日もあれば、買ったこと自体を忘れてしまうこともあります。

たとえば、1個100円なら2個で200円。一方、3個入りが270円なら、1個当たりは90円です。でも、2個しか食べずに残りを無駄にしてしまえば、必要だった2個に払ったお金は270円になります。単価が安いことと、実際の支出が少なく済むことは、いつも同じではないのですね。

買う前に、冷蔵庫に何があるか、いつ使うつもりかを少し思い出してみる。食べ慣れたものは大きなパック、初めてのものは少量にする。そんな選び方でもよさそうです。食べる量や保管できる場所は家庭によって違うので、隣の人のお得が、そのまま自分のお得になるとは限りません。

少量の商品を選ぶと、少し割高に感じるかもしれません。でも、最後まで気持ちよく使い切れたなら、それも納得できる買い物だと思います。値札に書かれた単価だけでなく、わが家で無理なく使える量にも目を向けてみる。冷蔵庫の奥に眠らせないことも、身近な節約のひとつなのかもしれませんね。

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