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MONEY COLUMN BY KAZUKIBI

オルカン1本、シンプルなのも悪くない

投資する商品は、多ければいいのでしょうか。世界の株式に広く分散するオルカンを例に、シンプルに続ける投資を考えます。

小さな街とノートを描いた、お金のコラムのイラスト

投資を始めると、いろいろな商品が気になります。日本株、米国株、新興国株。あれも持った方がいいのでは、と買い足しているうちに、自分でも何を持っているのか分からなくなることもありそうです。

そんなとき、シンプルな選択肢としてよく聞くのが「オルカン」です。ここでは、投資信託の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のこと。日本を含む先進国や新興国の株式に、1本で広く投資できる仕組みになっています。

前回は、一番の会社を当てなくても投資はできる、という話を書きました。オルカンも、その具体例のひとつです。商品をたくさん並べなくても、その中身が多くの企業に分かれていれば、株式への分散投資はできます。国ごとの配分は均等ではありませんが、自分で何十もの商品を管理しなくてよいのは、気楽なところです。

ただし、世界に分散しているから値下がりしない、という話ではありません。中身は株式なので、世界の株式市場が下がれば影響を受けますし、為替の動きでも価格は変わります。預貯金や債券まで含めた分散とは別なので、生活に必要なお金や急な出費への備えは、別に残しておきたいですね。

オルカン1本が、誰にとっても正解とは限りません。でも、何に投資しているかを理解し、無理のない金額を長く積み立てるなら、商品を増やしすぎないのも立派な考え方です。複雑にすることより、落ち着いて続けられること。シンプルな投資も、悪くないと思います。

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