貯蓄から投資へ、でも配分は年齢と相談
投資を始めることと、お金を全部投資に回すことは別の話。年齢や使う予定に合わせて、貯蓄との配分を考えます。

「貯蓄から投資へ」と聞くと、預金をどんどん投資に回した方がいいように感じます。でも、投資をすることと、手元のお金を全部投資に回すことは、別の話だと思います。
資産配分の大まかな目安として、「100から年齢を引いた数字を、株式の割合にする」という考え方があります。40歳なら60%、60歳なら40%。金融資産のうち、値動きのある株式などをどれくらい持つか考える、ひとつの入り口です。
ただし、これは絶対の上限でも、損をしない公式でもありません。同じ年齢でも、収入、貯蓄、家族構成、お金を使う予定は違います。若くても近いうちに必要なお金が多ければ、投資に回す割合は控えめでいいのです。
年齢を重ねると、退職や生活費の取り崩しなど、お金との付き合い方も変わります。値下がりしたときに待てる時間だけでなく、待っている間の生活費があるかも大切です。生活費や急な出費に備えるお金は預貯金などに残し、長く使わないお金で長期・分散・積立を考えたいですね。
増やすことだけでなく、安心して持ち続けられることも大切です。年齢をひとつの目安にしながら、「今の自分には、この配分で無理がないか」と、ときどき見直す。貯蓄も投資も、暮らしを支えるために使い分けていければと思います。

