お金の街okane-town
MONEY COLUMN BY KAZUKIBI

冷蔵庫は、家計の都合を待ってくれない

毎月の家計は順調でも、家電の買い替えは突然やってきます。いつか必要になる出費に、少しずつ場所をつくっておく話です。

小さな街とノートを描いた、お金のコラムのイラスト

冷蔵庫や洗濯機は、毎日動いていて当たり前。元気に働いてくれている間は、買い替えのお金まで、なかなか意識しません。でも、ある日突然動かなくなると、話は別です。「今月は出費が多いから、もう少し待って」とお願いしても、聞いてはくれません。

毎月の食費や光熱費は考えていても、何年かに一度の出費は、家計から抜け落ちがちです。月々は黒字のつもりなのに、家電を買い替えた途端、貯金が減ってしまう。節約をさぼったわけではなく、普段は見えにくい出費が、まとめてやってきたのかもしれません。

だから、まだ壊れていないうちから、買い替え用のお金を少しずつ残しておくのもよさそうです。たとえば毎月2,000円なら、1年で24,000円。すべての家電を賄える金額とは限りませんが、何も準備がないときより、気持ちは少し楽になりそうです。

ときどき家の中を見渡して、「これはいつ買ったかな」と確認するだけでも違います。もちろん、年数だけで慌てて買い替える必要はありません。調子が悪くなったときに、修理か買い替えかを考える余裕があれば、急いで高いものを選んでしまうことも減らせそうです。

前回は、投資に回さないお金にも役割がある、と書きました。家電の買い替えへの備えも、そのひとつです。お金が増える楽しみだけでなく、冷蔵庫が止まっても慌てすぎずに済む安心。そんな地味な準備も、暮らしを支えてくれると思います。

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