値上がりしたから買いたい。値下がりしたら怖い
相場を見るたび、買いたい気持ちと怖い気持ちが入れ替わる。そんなときのために、自分の投資方針を短く書き残しておく話です。

株価が上がっていると、「自分も、もっと買っておけばよかった」と思う。ところが、下がり始めると、「やっぱり買わない方がよかったかな」と不安になる。同じ商品を見ているのに、値段の動きだけで気持ちが変わる。投資では、そんなこともありそうです。
そのたびに買う金額を増やしたり、慌てて売ったりしていると、何のために始めた投資なのか分からなくなってしまいます。周りの人が利益を出している話を聞くと、なおさら落ち着きません。でも、その人と自分では、使う予定のお金も、引き受けられる値下がりの大きさも違います。
そんなときに戻れるよう、自分の投資方針を短く書いておくのもよさそうです。「何のために、いつ頃使うお金を育てるのか」「毎月、無理なく積み立てられる金額はいくらか」「どんな対象に分散するのか」。難しい書類でなくても、メモに数行あるだけで、判断のよりどころになります。
私なら、長期・積立・分散を中心に、生活に必要なお金は別に残す。そのうえで、気持ちが揺れたら、売買の前にそのメモを読み返すと思います。もちろん、長く続ければ必ず増えるわけではありませんし、収入や家族の事情が変われば、積立額や資産配分の見直しも必要です。方針は、暮らしに合わせて整えていけばいいのです。
相場の動きは、自分では決められません。でも、何のために投資するか、いくらまでなら続けられるかは、自分で考えられます。値上がりに焦ったときも、値下がりが怖くなったときも、まずは自分の方針へ。落ち着いているときに書いた数行が、案外、頼りになるかもしれません。

